欧州薬局紀行

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 ヨーロッパでの処方システムを簡単にご紹介します。

  病気になって、治療が必要になった時、患者はかかりつけの開業医に行きます。ほとんどの人は、かかりつけの開業医によって処置されます。重症の場合、患者は開業医の紹介を受けて病院に行きます。
 開業医は患者を診断し、患者の処置のために処方箋を出します。それと同時に、医師は疾患や病気に対してどのように対応したかを専門的にアドバイスします。
 ここで、患者は薬局に行って処方箋を調剤してもらいます。薬剤師は処方し、患者に薬を渡し、それに対する料金を請求し、さらに医薬品の使い方について患者にアドバイスします。
 ほとんどの国では、一つ以上の複数の処方箋を一度に交付します。
 結果として、患者は次回同じ薬を必要とする時、開業医に会いに行かなければなりません。あるいは、医者に新しい処方を書いてもらうよう依頼するために電話するかもしれません。
 薬剤師は処方箋無しで患者に処方薬を与える事は、いかなる場合も許されていません。緊急ケースで(例:医者が利用できない夜間業務の時)薬剤師は処方箋無しで薬を処方しますが、後日開業医に知らせます。

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